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7. 【歴史】 ログハウスの歴史
まず、ログハウスについてくわしく知るために、
ログハウスの歴史について調べました。
ログハウスの歴史について調べる前は、
アルプスの少女ハイジのイメージを持っていましたので、
アルプスを中心としたヨーロッパが起源なのだろうと
勝手に予想していました。
もともとログハウスといえば、丸太小屋というイメージが強いため、
森林が豊富な地域から伝播したと考えられます。
以下、ログハウスの歴史についてご紹介します。
■ ログハウスの歴史(世界では)
実は、ログハウスの歴史は意外と古いのです。
記録では、紀元前30年ごろ(今から2040年ほど前)に
黒海沿岸において、ログ(木材)をピラミッド状に
積み上げたものが建築されていたと言われています。
また、北欧に現在のログハウスの起源があり、
一説では、海賊船バイキングの造船技術が
そのまま家の建築にも応用された、
とも言われています。
ログハウスの歴史に、
あのバイキングが関わっていたとは…
おもしろいですね。 |
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そして、北欧にとどまらずアルプスを中心としたヨーロッパにも波及し、
それぞれの文化の中でログハウスは発達してきました。
たしかに、材料が「木」ですから、
森が豊かな土地柄ほど「木」の家を作って住んだのは当然でしょうが、
石の文化が中心のヨーロッパ諸国においても、
早い時期からログハウスは受け入れられていたわけです。
そして、ログハウスが最も普及し発達したのは、アメリカ北部です。
17世紀前半にペンシルバニアへ入植したスウェーデン人によって
建てられ、その後、西部開拓時代に急速に広まっていったのです。
「ログハウス=開拓者精神のシンボル」として、
この時期に次々と建てられていきます。
1775年に勃発したアメリカ独立戦争による難民とともに、
ログハウスの技術はカナダへと伝播します。
カナダでは、豊かな森の良質な木材に恵まれ、
厳しい気候がさらにログハウス建築を後押します。
そして、現代のカナダに見られるように、ログハウスはカナダの地にも
定着していったわけです。
ここで、「ログハウスの歴史」をまとめると、次のような流れになります。
北欧 → アルプス・ヨーロッパ → 北アメリカ → カナダ
私たちの最初の夢、「カナダにログハウスを!」というのは
ログハウスといえばカナダ、というイメージによるものでした。
それが、ログハウスの源流は、北欧にあったということです。
実は、私たちが選んだログハウスの木材は、
すべて北欧(フィンランド)からの輸入材です。
ログハウスの源流に毎日触れているようで、感慨深いものがあります。
■ ログハウスの歴史(日本では)
日本最古のログハウスって知っていますか?
たぶん小学校の修学旅行か何かで
大半の人は見たことのある建物(ログハウス)。
そう・・・奈良の東大寺・正倉院宝庫です。
正倉院宝庫は、天平文化を代表する建物ですが、
その工法は「校倉(あぜくら)造り」として有名です。
校木(あぜき)を
井楼組(せいろうぐみ)と呼ばれる井桁状に組み上げて壁をつくり、
柱を用いない構造のことを「校倉造り」と言います。
校木は、正倉院で見られるように、
材木の断面がひし形になるように積み上げるための
四角い断面が有名ですが、円、三角の断面のものもあるそうです。
壁体の木材が、空気中の湿度に合わせて伸縮し、
すき間をつくったり閉じたりするため、
室内の湿気を調整できることが利点です。
神社や寺院の倉庫として建てられたものが多いといわれています。
思えば、
私がログハウスに憧れた理由は、
実はこの正倉院宝庫の
「校倉造り」にあったのです。 |
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小学校5、6年生の頃に、
初めて校倉造りのことを社会(歴史)の授業で知りました。
その時、「空気中の湿度によってすき間が閉じたり開いたりする。
だから千年以上持ちこたえてるんだ 。」ということを先生から聞いて、
純粋に感動したものです。
おそらくその頃から、「家を持つならログハウス」と決めていたのでしょう。
正倉院にせよ、神社や寺院にせよ、日本の歴史における、
ログハウスの利用方法は「倉庫」です。
実際に、日本人の居住用にログハウスが登場したのは、
明治期の北海道開拓時代と言われています。
明治時代に北海道の警備と開拓にあたった兵士・部隊を
「屯田兵」と言いますが、
その屯田兵の兵舎を建築するのに、
ロシア人ビルダーを招いてログハウスが建てられたという記録もあります。
ただし、一般的には1933年(昭和8年)に建てられた
上高地帝国ホテルが、
日本における近代的なログハウス第一号として有名です。
赤い屋根と木のぬくもりが感じられる
建物で、
現在でも山岳リゾートホテルとして
稼動しています。 |
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そして、現在ではセカンドハウス(別荘)や一般住宅として、
日本の風土や生活習慣に適応したログハウスが
改良されてきています。
1989年から2001年までの13年間で、
約1万棟のログハウスが建築されています。
ログハウス=丸太小屋、
お金持ちが別荘として軽井沢や蓼科に建てる・・・
といったイメージは崩れつつあります。
現在では、私も含め多くの人が、
定住型のログハウスを建てているのが現状です。
以上、ログハウスの歴史をひもといてみました。
みなさんのご参考になれば幸いです。
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8.【特徴】「ログハウスの特徴」へ・・・ |
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