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10. 【環境】 ログハウスの住み心地
ログハウスに興味を抱く人が増えています。
建てることを検討している人は、さまざまな情報を入手することでしょう。
ログハウスメーカーに資料を請求したり、
いろんな展示場を訪問したりと・・・。
私たちも約3年かけて、情報収集に努めました。
その3年間で一番知りたかったこと、それは・・・
「ログハウスの住み心地は? 実際に住んでいる人の感想は?」
といった点でした。
ログハウスメーカーによっては、ログオーナーに交渉して見学を依頼
することもできます。私たちも、そうしました。
実際には、数ヶ月そこで暮らしてみないことには
ログハウスの住み心地なんて体感できないでしょうが、
それでもログオーナーの意見はかなり参考になりました。
ログハウスの住み心地は、住む人それぞれによって感じ方が違うため、
一概には言えません。
ここでは、私たち家族の率直な感想をお伝えします。
■ ログハウスの住み心地:「良さ」
1 カッコかわいい
ログハウスを外から眺めた時の感想は、
えてして「カッコいい」と「かわいい」です。
両方あわせ持ったログハウス。オーナーの思い一つで、
カッコよさを引き出したり、かわいくアレンジしたり、
建てた後での楽しさも広がる可能性がふんだんにあります。
私たちも、ガーデニングをマッチさせ、
さらにカッコかわいいログハウスに仕上げていく
企みがあります。
2 人の目を引く魅力がある
建築中から「どんな喫茶店ができるのですか?」とか
「ケーキ屋さんですか?」と通り行く人々に聞かれました。
なぜか、ログハウスは目立つのです。
特に、車の通りが多い県道沿いに建つ私たちのログハウスは、
よく車中からじろじろ見られます。
3 心が落ち着き癒される
仕事で疲れて帰宅しても、玄関から入っただけでホッとします。
鉄筋コンクリート造のオフィスビルで働く人にとっては格別でしょう。
よく“1/f ゆらぎ”ということを耳にします。
“1/f ゆらぎ”とは、
規則正しさと不規則さが
ちょうどいい具合に調和している状態
のことをいうそうです。
人の心拍のゆらぎに見られるように、
人体もこの“1/f ゆらぎ”のリズムに
基づいています。 |
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そのことから“1/f ゆらぎ”が
人に快適感を与えると考えられているのです。
“1/f ゆらぎ”は、ロウソクの炎、小川のせせらぎ、そよ風など
様々な自然現象の中に存在しています。
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ログハウスの場合、
木の年輪や木目、節などが
“1/f ゆらぎ”を醸し出しています。
だからログハウスの中にいると、
心が落ち着き癒されるのでしょう。 |
4 夏は涼しい!冬は暖かい!
よく言われることですが、本当です。特に夏の涼しさは格別です。
「なんでここはこんなに涼しいの!」と訪れる人すべてが
そう口にします。
正直、現在のハウスメーカーの住宅に比べて、
気密性はよくありません。
ですから、冷気・暖気を閉じ込めておくという発想ではなく、
木に呼吸させるという点で、ログハウスは夏涼しく、冬暖かいのです。
ただし、まだ私たちのログハウスはセトリングが落ち着いていないため、
冬の現在はエアコンがないと底冷えします。
ただし、2階はエアコンなど必要ありません。
暖気をファンでおろせば、十分快適ですよ。
5 木が呼吸しているので、冬の結露がほとんどない
今年の冬は、例年にないほどの
大雪が降りました。
しかし、結露しないのです。
昨年住んでいたアパートでは、
結露しまくっていたのですが…。
これも木が呼吸しているため、
ほどよい湿度に
保たれているからでしょう。 |
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ログハウスでは空気が湿ってくると、木が湿気を吸収してふくらみ、
すき間をぴったり密閉してしまいます。逆に室内が乾燥してくると、
木に含まれていた水分が発散されて
適度な湿度が保たれるというわけです。
6 床・壁・天井、すべて柔らかいので疲れない
どうしても鉄やコンクリートなど硬い材質で作られた建物は、
人間に圧迫感や疲労感を与えてしまいます。
最近のマンションでは室内に、
できるだけ自然の木材を取り入れているのも、
そのためです。木には、適度な弾力性があります。
歩いても疲れにくい、転んでもケガをしにくいといった特徴があります。
また、壁や天井すべてが自然木であるため、
目にもやさしく疲労感がたまりません。
最初は、あたり一面が木、木、木であるため、
違和感もありましたが、
今では逆に壁紙の白さのほうに違和感を感じます。
7 木の香りでリラックスできる!
森林浴をすると、人は気分が爽快になり
精神的にも安定感を得られます。
その原因の一つに「フィトンチッド」が上げられます。
いわゆる「森の香り」のことです。
土に根を張るため移動することのできない
樹木たちはが、外敵から身を守るために
作り出しているのがこのフィトンチッド。
ログハウスの中でも、
このフィトンチッド(=森の香り)を
感じることができます。
自宅にいながらにして、
森林浴を楽しんでいる
爽快な気分が味わえます。 |
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8 汚れや落書きもサンドペーパーですぐ消せる
当初、「天然木の壁に落書きされたらどうしよう…」と心配でしたが、
やっぱりCocoはやってくれました。
色鉛筆・サインペンでの落書きです!
でも大丈夫!
サンドペーパーで軽くこするだけで、落書きはキレイになくなります。
これが壁紙だったら、張り替える必要がありますが、
ログハウスは張り替えなくていいのです。
ただちょこっと削るだけでOKなのです。
この点も意外とラクですよ。
9 好きな場所に釘を打てる
たとえば掛時計を取り付ける場所を決める時。
たとえば絵画を飾る時。
ログハウスでは、
釘やネジを打ち込む場所に
迷うことはありません。
思い切って金槌で打ち込んだり、
スクリュードライバーで
穴を開けることができます。
しかも失敗したとしても、
あまり目立ちません。
大胆に生活できる点もお気に入りです。 |
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10 地震に強い
ログハウスにはあまり釘が使われていません。
ログ壁はそれ自体が構造体なので、
ログ同士がガッチリと噛み合っています。
両手の指をすべて広げたまま、両手を重ね合わせてください。
指と指がしっかりと噛み合い、揺れに強いことがわかりますよね。
今度は両手の指を閉じたまま、指先同士を押し合ってみてください。
不安定この上ないですね。
ログハウスは、ログ同士が直角に交わる部分に
ノッチという刻みをつけて交互に積み上げる造りです。
ログ同士の重みがノッチに加わるため、
ログハウスは地震の横揺れや縦揺れに強いのです。
11 手をかけるほどに渋みが出る
特に感じたのは、外壁塗装のメンテナンスをした時です。
2日間かけて、秋晴れの空の下じっくり塗っていきましたが、
すべて塗り終えてしみじみと我が家を眺めたとき、
ログ壁が飴色に輝いていました。
「惚れ惚れ」という言葉がピッタリなほど、その飴色に魅せられました。
私たちも、「メンテナンスが大変だから…」という理由で、
ログハウスをあきらめたこともあります。
しかし、その大変そうなメンテナンスが実はとてもおもしろく、
やりがいを感じられる作業でしたらどうでしょう。
今では、「ログハウスをあきらめなくてよかったね〜」と
夫婦でしみじみと語り合っています。
一般住宅は、年数を経るごとに老朽化することが多いのですが、
ログハウスに関しては、手をかけてやるほどに味が出る。
渋みが加わると思います。
12 CDの音や声がやわらかく響く
これも実際に住み始めてから気づいたことなのですが、
CDなどで流した音楽に「柔らか味」が加わります。
木には音を吸収し、きれいに響かせる性質があるそうです。
またログによって室内で発生する空気伝搬音を低音、中音、高音と
バランスよく吸収して、適度な残響を残すそうです。
そのため、話し声や音楽がやわらかく聞こえるのだそうです。
よく吹き抜けを利用してさりげなくBGMを流しますが、
ちょうど良い具合に反響・吸収してくれます。
木にも音楽を聞かせることで、木が喜んでいるかのようです。
ぜひお試しを。
13 外の騒音を意外にカット
私たちのログハウスは、車の交通量の多い道路沿いに建っています。
すべての窓ガラスがペアガラス、ということも原因でしょうが、
外の騒音が気になりません。
玄関から一歩外に出れば、
車の往来で話し声がかき消されるような時でも、
家の中は至って静か・・・。
その点も、住み始めて実感した驚きの一つです。
14 実際は燃えにくい!
ログのように分厚くて太い木は、表面が燃えると、
そこに炭の膜が作られ、
それ以上火が内部に伝わりにくくなります。
「木=燃えやすい」は、ログには当てはまりません。
そのため、最近では準防火地域でもログハウスを建築することが
可能になりました。
また万が一内部からの出火で火事になった場合でも、
ログのような天然木は燃えても有毒ガスを放出しません。
15 カビが生えない
木が放出する「アルカロイド」という成分には、
ダニやカビ、雑菌の繁殖を防ぐ作用があります。
ダニは、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの
アレルギーを引き起こす原因と
考えられていますが、ログハウスで大きく改善することも可能です。
私も風邪を引いたときに、よくぜんそくに襲われます。
ログハウスで暮らし始めて、一度も風邪を引いたことがありません。
また、木は湿度調整機能を持っているため、
一度もカビにお目にかかったことがありません。
※以上、私たちが普段の生活において感じている
「住み心地」についてまとめました。
しかし良い点ばかりではありません。
ログハウスにも、克服すべき課題はあるのです。
■ ログハウスの住み心地:「弱点」
1 「セトリング」とのつきあい
「セトリング」とは、木に含まれている水分が
乾燥によって徐々に失われていき、
壁面の高さがだんだん低くなる現象を言います。
このセトリングが進行すると、
建具・窓・階段などで不具合が生じます。
セトリング対策としては、階段下のスペーサーを抜く、
ログポスト・束のスクリュージャッキのナットをゆるめる、
通しボルトのナットを定期的に締めるなどがあげられます。
建築後だいたい3年間は、
このセトリング調整が
必要となってくる点は、
油断できません。 |
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2 木が割れたり、変形することもある
ログハウスでは、夜中に突然「バキッ」と木が割れる音がします。
乾燥によって、木材に発生するヒビ割れ現象をクラックといいます。
ですから、どの箇所にクラックが発生するのか予測不可能なため、
ある朝起きたら、壁にヒビが・・・なんていう点も弱点かもしれません。
ただし、クラックは、ラミネート・ログを使用した場合は、
かなり軽減されます。
3 気密性が最初はよくない
ログハウスには、魔法瓶のような気密さはありません。
セトリングが落ち着くまで(3年間)は、
冬の寒さが身にしみることもあります。
また、セトリングスペース(建具がログのセトリングにより
破壊されないための空間)が必要であるため、
各部屋の扉の下は3cmほど開いています。
4 たまにトゲがささる
天然木を使用していますと、
階段の手すりなどでトゲが刺さったりします。
それほど頻繁ではありませんが、
住み始めの1ヶ月は、よく刺さっていました。
5 メンテナンスに手間がかかる
外壁の塗装(私たちは1年目に実施。通常3年ごと)は、
たしかに手間がかかります。
その手間を「世話」と受け止め、楽しんで世話できる人が、
ログオーナー向きです。逆にあまり住居に手間をかけたくない人には、
たしかに負担以外の何物でもありません。
6 間取りの自由度・バリエーションが少ない
ログハウスの間取りは、基本的に田型です。
この田型をいくつか組み合わせて
部屋数を確保することも可能ですが、
やはり間取りは単純にならざるを得ません。
また、室内空間も、図面で確認した数値よりも狭く感じます。
これは、図面上の面積は、
壁の厚みの中心線を基準にして計算されるため、
ログ壁が厚くなるほど部屋は狭くなるからなのです。
その解決策としては、
「間仕切りをできるだけ少なくし、フロア全体に開放感を持たせる」、
「2階にはドーマーを大きく取る」という方法があります。
ドーマーをつけると「カッコ悪い、バランスが崩れる」と
私も考えていましたが、
我が家のログハウスには両側の屋根からドーマーが
ドカンと飛び出しています。
写真で見てもらえれば分かると思いますが、違和感がありません。
これは、屋根の最上部(棟木)から左右に
ドーマー屋根を垂らしているからです。
大屋根の途中から飛び出たドーマーではなく、
棟木からキレイに下るドーマーを絶対お勧めします。
7 夏はアリがやってくる
我が家は基礎部分(床面)が地面よりも80cmも上がっています。
にもかかわらず、夏にアリが徘徊していました。
少し甘い食べ物をこぼしただけで、彼らはなぜか嗅ぎつけてきます。
しかも、集団で!お行儀よく列まで作って!
「許せ〜ん」と叫びながら、妻が殺虫剤を振りまいていましたよ。
あれはかなわん。
8 他の部屋での声や物音がよく聞こえる
セトリングスペースによる隙間のため、
部屋同士の気密性がほとんどできていません。
たまに別々の部屋で寝ても、
翌朝妻から
「パパのいびきがうるさくて寝られんかった〜」と言われると、
なぜか悲しくなるのです。何で聞こえるの?
身に覚えがないのに・・・。
9 樹液(ヤニ)が落ちてくる
これも「かなわん第2号」です。
我が家では、私のスーツがしまってあるクローゼットの真ん前に
ちょうど落ちているのです。素足で踏めば、も〜最悪です。
「ねちゃねちゃ攻撃」って呼んでいます。
1歳半のCocoもこれにはかなわんらしく、何とかして〜という顔で
助けを求めてきます。(ホントに ぃヤ〜ニ〜)
こんなときは、アルコールがしみたウエットティッシュの出番です。
ヤニはアルコールに弱いのです。
ヤニの発生源を、削ってやろうかと本気で考えています。
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11.【写真】「Cocoログハウス写真館」へ・・・ |
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